空手とは・松濤館流とは
船越義珍先生と松濤館流空手について
沖縄から本土に空手道の普及と発展に生涯を捧げた「空手中興の祖」「近代空手の父」と呼ばれている世界的に尊敬されている先生。1968年、沖縄県首里市に生まれる。沖縄尚武会会長、沖縄師範学校武道教師となり、1935年、文部省第一回体育ならびに古武道展覧会出席のため上京し、沖縄秘術「唐手」を紹介した。日本本土での初公開であった。以後慶応大学、早稲田大学、東京大学、中央大学などの空手師範を歴任。1924年に鎌倉円覚寺慧訓管長の指導もあり従来沖縄で「手(て)」又は「唐手(とうで)」と呼ばれていた「唐手(からて)」の文字を「空手」に改名し、かつ「空手術」を「空手道」に変更した。「空」には「徒手空拳にして身を守り敵を防ぐ」武道の心を象徴すると共に、般若心経の思想をも含むものである。著書に「琉球拳法空手」「空手道教範」などがある。
・松濤:船越義珍先生の雅号
・松濤館:船越義珍創出 日本最初の空手道場
船越義珍先生は、「松濤館流」という流派は名乗らなかったが、松濤館同門の会員が他流派と区別する仮称として「松濤館流」と命名して現在に至る。